廻り縁の塗装
こんばんわ。今日は日曜日だったので仕事はお休みでした。なのでブログ用に撮り溜めていた写真を使い作業工程や内容を載せていきたいと思います。
タイトルにある“廻り縁“という単語ですが、これはお部屋の中の天井と壁の取り合いの部分に取り付けてある見切り材の名称を指します。今回はその廻り縁を取り付ける前に塗装するという作業でした。
写真に写っている木材が塗る前の状態です。木材は白木のままなので着色していきます。
今回は赤・黄・黒の三色を混ぜ合わせて着色する塗料を調合していきます。この一連の作業を“調色“と言います。
基本的には白・赤・黄・黒色の塗料を調合することで調色していきます。緑や青系統の色になると青色が必要になります。殆どの色をこの五色の色を使い作る事が出来ます。
塗料の調色と並行して塗装する木材を紙ヤスリで研磨し、シンナーを使い油分や汚れを拭き取ります。
調色した塗料で着色していきます。
着色し充分に乾燥させた後、着色した色が落ちたりキズが付かないようにニスを薄く塗り重ねていきます。今回は二度塗装しました。
ニスが乾燥したら研摩紙で研摩して仕上げにウレタンクリアーで化粧塗りをします。
完了の写真になります。
写真と下手な説明だけでは伝わり辛いかもしれませんが、何も塗装していない木材が塗装すると雰囲気がガラリと変わりました。皆さんの身の廻りにある木材も元々は白木の状態から塗装してある物かもしれません。このような作業工程を経て塗装してる場合もあります。
木材の塗装は施工方法が多岐にわたり、作業する職人さん次第で仕上がりや作業時間等が異なってくるぐらい奥が深く難しいです。
実際偉そうな事を言ってる自分も毎回悪戦苦闘を繰り返しております…。