という事で2日連続になりますが、皆様こんばんわ。昨日に引き続きの新築工事を今日も行ってきました。
昨日の帰り際に挿したボンドコークもしっかりと乾燥していたので、蹴込みとササラの部分を水性の木部用の下塗りを刷毛とローラーを使い塗布していきます。
無垢の塗装していない木なので下塗りを塗装すると木の表面が木目に沿って毛羽立ってくるので紙ヤスリを当てて平らにしていきます。この後に仕上げの塗料を二度塗っていくのですが、各工程間にもこのペーパー掛けを行う事で表面がザラつく事が無いようにしていきます。
そして仕上げの塗料(水性艶消し塗料)を二回塗布しているところです。
ここまでの作業で仕上げ完了!………と思いたいのですが、養生の為に貼ったマスキングテープを剥がす作業が一番の山場。仕上げの塗料が充分に乾燥していないとテープと一緒に塗料が剥がれ、せっかく綺麗な見切りを出そうと貼ったテープや挿したボンドコークが無駄になってしまいます…
乾燥時間をしっかりとりいざ慎重にテープを剥がしていきます。写真では解りづらいですが角など仕上げの塗料がはみ出したり、テープと共に剥がれてしまった部分を掃除したり、再度マスキングテープを貼り直し塗装して遂に完了!
施工した本人が言うのもどうかと思いますが、素敵な階段に仕上がったと思います。今回の新築工事のように階段を塗装で仕上げる作業はあまり多く無い中で、作業工程も多く大変で、一見ただ塗ってある様に見えます。ですが、綺麗に仕上がるよう工夫し自分の技術を使い行う作業として完全に自己満ではありますがいい感じに仕上がったのではないかとニヤニヤしながら今回のブログ用の写真を撮りました。
そしてこの作業を2日間行いましたが、この自分が塗装した階段を何処かで見たことがあるような…と感じていましたが、自宅に帰ってきて解決しました!
この写真は自宅の階段を先程撮影したものです。まさに自宅の階段が同じような色合いと仕上げでした!(我が家の階段は残念ながら塗装屋さんが仕上げた階段では無く既製品で出来ています)
ハッキリ言ったらどちらも変わりは無いようですが、人の手で塗装され仕上げた階段の方がいいよな〜なんて階段を眺めながら職人としてのこだわりなんだか片意地なんだかわかりませんが、そんな想いを少しでも皆様に解って頂けると幸いです。
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